家でビリアニ、リュウジ流は具を混ぜない
料理研究家のリュウジさんが、セブンイレブンのビリアニ企画とあわせて、自宅で再現できる簡単ビリアニの作り方を実演しました。
仕上げは米とカレーを混ぜずに盛り付けるのがポイントだという、動画で語られた作り方を整理します。
材料はにんにく生姜と玉ねぎが軸
用意する材料はいたってシンプルです。
にんにくと生姜のみじん切りを少々、玉ねぎ150グラム、トマトジュース1本、骨付きチキン、カレー粉大さじ1強、塩小さじ1、そしてバスマティライス200グラム。
分量はおよそ2から3人前で、エリックサウス監修のセブン版のようなグレービーソースを、家庭にある調味料だけで狙う構成になっています。
特別なスパイスをそろえなくても作れる点を、リュウジさんは繰り返し強調していました。
ビリアニはパスタだという持論
リュウジさんが調理の考え方として語ったのが、ビリアニはパスタのようなものだという持論です。
具の部分はフライパンでカレーをじっくり煮込み、米は別の鍋で茹でるだけという二つの工程に分けて考えれば難しくないという説明でした。
にんにくと生姜を炒めてから玉ねぎを加え、トマトジュースを煮詰めてピューレ代わりにし、骨付きチキンを加えて15分から20分煮込むという流れです。
工程を分業のように整理することで、複雑に見えるインド料理のハードルを下げようとする狙いがうかがえました。
骨に切り込みを入れる時短の裏技
チキンを煮込む際には、包丁やキッチンばさみで骨に沿って切り込みを入れるひと手間も紹介されました。
こうすることで味が染み込みやすくなるうえ、煮込み時間の短縮にもつながるという時短の裏技です。
本格的にやるならガラムマサラを別に用意すると、より現地に近い香りになるとも補足していました。
カレーの味付けは塩ではなく旨味調味料を数振り加えることで、骨付きチキンだけでは出汁が弱くなりがちな部分を補っているとも明かしています。
本格的な炊き込みと蒸らしはあえて省略
本来のビリアニは、スパイスを効かせた煮汁で米そのものを炊き込み、最後に蒸らす工程まで手をかけるものだとリュウジさんは説明します。
ただしその作り方は必要なスパイスの量も手間も増えるため、家庭で日常的に作るレシピとしてはあえて省いたとのことです。
カレーの仕上がりは水分を飛ばしすぎず、ほどよいとろみの状態を目安にするとよいと具体的な見極め方も語っていました。
浸水なしで15分ゆでるだけの米
バスマティライスの下ごしらえについても実演がありました。
従来は浸水させてから炊くのが一般的とされますが、最近の研究で浸水はいらないと分かったとして、塩分を効かせた湯で直接ゆでる方法を選んでいます。
1.5リットルの湯に塩を大さじ1杯ほど溶かし、ラーメンのスープくらいの塩気にしたところへ米を入れ、15分ほどゆでるだけという手順です。
パスタをゆでる感覚に近いとリュウジさんは説明していました。
混ぜずに盛るのがビリアニの美学
仕上げで強調していたのが、米とカレーを混ぜずに盛り付けるという点です。
ゆで上がった米をカレーの上に乗せ、ちぎったバターを添えるだけで、あえてかき混ぜないのがビリアニの流儀だとしています。
全部混ぜてしまうと違う料理になってしまうという説明で、日本人はつい混ぜたくなるものだと笑いを交えながら念を押していました。
あわせて、海外の料理を再現する難しさにも触れ、本場の料理人から中途半端な再現はしない方がいいと釘を刺された経験があるとも明かしています。
実食では骨付きチキンが好評
完成した一皿を実食した場面では、骨付きチキンの旨味やバスマティライスの香りに驚きの声が上がりました。
骨付きならではの出汁の効いた味わいが決め手になっており、市販のカレー粉だけでも十分に近い味が再現できることが伝わる内容でした。
手間のかかる本格レシピではなく、家にある材料で近づけられる入門編として作られたビリアニだといえます。
同じ動画ではセブンのビリアニを逆さにして温める食べ方も紹介されており、そちらは別の記事で扱っています。
