高須幹弥も経験した、手術中に眠る恐怖

高須幹弥さんが、視聴者からの質問に応える形で、無自覚のまま数秒だけ眠りに落ちる「マイクロスリープ」について医学的に解説しました。
運転中や手術中に起きると命に関わることもあると説明しています。
質問殺到から生まれた解説
高須幹弥さんは、自身のチャンネルのコメント欄やInstagramのメッセージに、マイクロスリープについて教えてほしいという質問が相次いでいると明かしました。
そのため今回、医師の立場から医学的に解説する動画を出すことにしたと話していました。
数秒だけ眠る微小睡眠の正体
マイクロスリープは、日本語で微小睡眠と訳される現象です。
覚醒している状態から、数秒からおよそ15秒未満というごく短い間に、脳が突然睡眠状態に陥ることを指すと高須幹弥さんは説明しました。
別名はフラッシュスリープと呼ばれているそうです。
本人に自覚がないまま起こることが多く、目を開けたままマイクロスリープに陥る場合もあるため、周囲が気づかないケースもあると話していました。
原因は慢性的な睡眠負債
サボりではなく生理現象
高須幹弥さんによると、マイクロスリープの原因としてもっとも多いのは、睡眠不足による睡眠負債だといいます。
1日5〜6時間程度の睡眠不足が慢性的に続くと、本人が気づかないうちに脳が疲労し、ある瞬間にマイクロスリープが起こると説明していました。
睡眠時無呼吸症候群がある人にもマイクロスリープが起こりやすいと述べています。
肥満や骨格的にあごが小さいことで寝ている間に気道がふさがり、いびきをかきながら浅い眠りが続くため、本人は眠れているつもりでも睡眠不足に陥るということでした。
時差が大きい地域への渡航による時差ボケも、メラトニンのリズムが乱れて日中に眠くなる原因になると話していました。
マイクロスリープに陥る人について、サボっているわけではなく生理現象だと高須幹弥さんは強調していました。
高速道路と手術室に潜む危険
高須幹弥さんは、マイクロスリープが特に危険なケースとして、高速道路での運転中を挙げていました。
信号がなく単調な運転が続くと脳への刺激が減り、覚醒レベルが下がっていくため、数秒の空白時間に事故が起きやすいと説明しています。
飛行機のパイロットや高所での作業員も、同じ理由で注意が必要な職業だと述べていました。
高須幹弥さんは、大学病院やがんセンターで働いていた時期に、自身も手術中にマイクロスリープに陥った経験があると明かしました。
執刀している本人にはほぼ起こらないものの、長時間同じ動作を続ける助手や、椅子に座ったまま経過を見守る麻酔科医には起こりやすく、現場で声をかけられることがあったと振り返っていました。
脳波がないと分からない診断
- 心拍数・血中酸素・体温を測る
- 脳波は測れない
- 睡眠と覚醒を取り違えることがある
- 入院して一晩記録する
- 脳波と呼吸を測る
- 医学的な診断ができる
マイクロスリープかどうかを医学的に診断するには、脳波を測定する必要があると高須幹弥さんは説明しました。
スマートリングのような機器は心拍数や血中酸素濃度、体温は測れても、脳波までは測定できないといいます。
そのため、体を動かしていたり心拍数が上がっていたりすると睡眠中でも覚醒と誤判定されることがあり、逆に静かにじっとしている覚醒中を睡眠と誤判定することもあると指摘していました。
正確に調べるには、入院して脳波や呼吸の状態を一晩かけて記録する睡眠ポリグラフ検査が必要になるとも話していました。
よくある質問
Q. マイクロスリープは睡眠に入りますか。
A. 高須幹弥さんの説明では、マイクロスリープはごく短時間の睡眠状態にあたり、睡眠に含まれるとしています。
Q. マイクロスリープは繰り返し起こりますか。
A. 高須幹弥さんによると、重い睡眠不足の状態では、数秒の入眠と覚醒を20分ほどの間に10回近く繰り返すこともあり得ると説明しています。
ただし、その間ずっと目を閉じて静かな状態が続いた場合は、マイクロスリープではなく通常の仮眠だった可能性が高いとも話していました。
出典
高須幹弥さんのYouTubeチャンネル「【睡眠?】マイクロスリープについて医学的に解説します【覚醒?】」(2026年9月公開)。




