元工場勤務、気づけば年商200億 ヒカルは一体いくつ財布を持っているのか
ヒカルはもはや、ただのYouTuberではありません。
アパレル、コスメ、サプリ、食品、ホテル、競輪プロモーションまで束ねる「ヒカル経済圏」の中心人物です。
その規模は、いち個人の稼ぎというより中堅企業に近い。
ここでは、ヒカルとその右腕・入江巨之が築いてきた事業がどう伸びてきたのか、公表されている数字をもとに推移を追います。
数字はヒカル本人が動画で公開した自己申告ベース(通称・りんご決算)が中心である点は、先に断っておきます。
すべての始まり VALU事件と入江巨之との出会い
いまの経済圏を語るうえで欠かせないのが、入江巨之という存在です。
入江はもともとYouTuber事務所VAZの副社長で、2017年のVALU騒動で炎上し窮地に立たされていたヒカルと出会い、立て直しに関わったとされています。
ヒカルが自身の配信で「入江さんは俺の右腕」と語るほどの参謀です。
現在はサムライパートナーズの代表を務め、アパレルブランドReZARDの立ち上げ、番組Nontitleの企画・制作、ホテル開発などを仕掛けてきました。
ヒカルが表で暴れ、入江が裏で事業に落とし込む。
この二人三脚が経済圏の設計図です。
2021年 年商およそ50億円
数字を追うと、2021年ごろの時点でヒカルの年商はおよそ50億円と報じられていました。
YouTuberとしては当時から桁違いですが、いまの規模から振り返ると、ここはまだ助走段階だったことになります。
ReZARDを軸にしたD2C(メーカー直販)モデルが伸び始めた時期です。
2024年 総売上およそ200億円へ
そこから数年で景色が一変します。
2024年12月に公開された「りんご決算」によると、ヒカル経済圏の2024年1月から10月までの総売上は約124億円。
通年では約200億円に達する見込みと公表されました。
2021年の約50億円から、3年ほどで4倍規模です。
公開された主な内訳は次のとおりです。
- プロモーション事業:約50億円
- サプリメント:約23億円
- 競輪(PIST6)関連プロモーション:約16億円
- ReZARD関連(アパレル・パワーストーン・コスメ・ホテル):総計約21億円
- YouTube運営(シュプラス):約8.5億円
- 馬刺しなど食品:約1.5億円
動画の再生数で稼ぐYouTube本体よりも、物販やプロモーションといった実業のほうがはるかに大きい。
ここが、いわゆる実業家系YouTuberとしてのヒカルの特徴です。
事業資金の預金も約57億円あると明かしていました。
2025年の目標 入江「400億」ヒカル「1000億」
面白いのは、翌年の目標設定で二人の温度差が出たことです。
参謀である入江が現実的なラインとして400億円を掲げたのに対し、ヒカル本人は「僕は来年1000億目指したいっす。2倍とか普通じゃないですか」と豪語しました。
堅実に積む入江と、桁を跳ばしにいくヒカル。
このバランスこそが経済圏のエンジンで、片方だけでは今の規模にはなっていないはずです。
ヒカルはかねて株式上場も視野に入れていると語っており、YouTuber発の事業体としては前例のない領域に踏み込もうとしています。
数字をどう読むか 界隈的な注意点
ここまでの数字は、あくまでヒカル本人が動画で公表した自己申告ベースだという点は押さえておきたいところです。
経済圏は複数の会社の集合体で、200億円は個社の利益ではなくグループ全体の総売上(トップライン)です。
売上と利益は別物ですし、公表数字の裏取りは外からは簡単ではありません。
とはいえ、ReZARDやサプリ、PIST6のように実在する事業が並んでいるのも事実です。
誇張を差し引いても、YouTuberの余技という規模はとうに超えている。
だからこそ、上場という次の一手が実現するのか、2025年の着地が公表の1000億に届くのかは、界隈として引き続き注目していく価値があります。
参考・出典
- リアルサウンド「ヒカル、今年の年商を公開 来年の野望は『1000億目指したいっす』」
- J-CAST ニュース「YouTuberヒカル『ヒカル経済圏』2024年の予想総売上は200億! 来年は『1000億目指す』」
- 日刊ゲンダイ「ヒカルは年商200億円! ビジネスで成功したYouTuberが上場企業以上に稼いでいるワケ」
- The Keyperson「入江巨之」インタビュー/サムライパートナーズ企業情報
年商200億の経済圏は、才能というより思考の設計から生まれています。
ヒカルがどう勝てる場所を選び、どう仕組みに落とし込むのか。
その頭の中を順を追って言語化したのがこちらです。


